スマートニュース広告(SmartNews Ads)とは?種類や費用、掲載面について解説

インターネット広告

みなさんは普段、ニュースをどこでチェックしていますか?近年はスマートフォンの普及により、ニュースを新聞やテレビではなくSNSやニュースアプリでチェックする人が多くなっています。その中でも2012年からサービス開始したスマートニュース(SmartNews)は、国内外の様々なニュースをアプリ1つで手軽にチェックできることから、世界中で利用されています。

この記事では、スマートニュースに広告を掲載できる「スマートニュース広告」について、その概要や種類、費用など、スマートニュースを知らない方にも分かりやすく解説します。

スマートニュース広告とは

スマートニュース広告(SmartNews Ads)とは、ニュースアプリSmartNews(スマートニュース)上に掲載される広告です。バナーや動画、インフィードなど、様々な広告フォーマットで配信できます。

広告は記事と記事の間に挟みこまれる形で表示され、ユーザーはニュースを見ながら自然と広告に触れるため、ユーザーに邪魔と思われずに商品やサービスを訴求できます。またニュースと関連性の高い広告はクリックされやすく、高い費用対効果を望めます。

スマートニュースとは

スマートニュース(SmartNews)は、国内外の様々なWebメディアの記事を集めてユーザーに提供するアプリです。世界で2,000万以上のユーザーが利用しています。提携媒体数は3,000以上に上り、日本国内の主要大手メディアが配信するニュースも、自分の興味関心に合わせて集めることができます。

利用ユーザーは20~50代の働く世代が6割を占め、朝の通勤時間帯に利用率が高くなるのも大きな特徴です。1日の中で何度も利用され、利用時間も長いことから、ユーザーに「見る習慣」が付いているアプリです。

スマートニュース利用者の年代は、20-50代の働く世代が約6割。利用者の約半数が平均年収を超えている。
画像引用元:スマートニュース広告より

スマートニュース広告の種類・費用

スマートニュース広告のメニューは、大きく分けて「運用型広告(Standard Ads)」と「予約型広告(Premium Ads)」の2つがあります。

運用型広告(Standard Ads)

運用型広告(Standard Ads)は、広告主が入稿から運用まで、日々の予算や効果に応じて広告を配信できるメニューです。Standard Video Ads動画)とStandard Ads静止画)の2種類から選べます。

課金タイプはオークション形式のクリック課金(CPC)もしくはインプレッション課金(CPM)の2タイプで、それぞれ単価1円から入札できます。最低出稿価格が設けられていないため、小額から取り組めるのも大きなメリットです。

ターゲティングの種類も豊富で、年齢や性別などのユーザー属性、配信時刻、ユーザーの興味関心など詳細な設定で絞り込むことができます。

目的に合わせた3つの配信方法

運用型広告では、広告の目的に合わせて3つの配信方法を選択できます。

リーチ最大化

設定したターゲットやフリークエンシー(ユーザー1人当たりの広告接触回数)の中で、ユーザーが広告を視認できたかを示すビューアブルインプレッション(vimp)の最大化を図ります。1人でも多くのユーザーに広告を見て欲しい場合に有効です。

クリック最大化

ユーザーに広告がクリックされる可能性を最大限に引き上げます。広告をクリックしたことのある人に類似するユーザーへ優先的に広告を配信します。タイアップ記事への誘導や、自社ウェブサイトへの流入を増やしたい場合に有効です。

コンバージョン最大化

購入・予約・申込・アプリのインストールなど、広告経由の獲得(コンバージョン)が最大化されるように配信します。コンバージョンした人に類似するユーザーへ広告を配信します。獲得の見込みが高い顧客層を効率的に刈り取りできます。

予約型広告(Premium Ads)

予約型広告(Premium Ads)は、出稿期間や掲載位置などを事前に予約するタイプの広告メニュー(純広告)です。1日だけ配信する「1Dayメニュー」と1週間配信する「Weekly メニュー」の2種類があります。アプリ起動時のトップ画面や各種チャンネルの上部(ファーストビュー)など、視認性の高いエリアに掲載され、新製品の告知や、大規模なキャンペーンの認知拡大に向いています。

掲載費用は枠や期間によって変わりますが、配信期間と表示回数(インプレション数)が保証されており、1Dayは最低500万円、Weeklyは最低200万円から出稿できます。

スマートニュース広告の配信面

スマートニュース広告は、フィード面や記事コンテンツになじむ形で広告が表示され、広告を見るユーザーにも抵抗が少なく受け入れやすいのが特徴です。

運用型広告(静止画・動画)の配信面

 フィード面(Channel View)記事面(Smart View)
静止画トップ面
チャンネル面(トップ以外)
記事本文内
記事下カルーセル広告
記事下おすすめ欄
記事面(Smart View)フッター欄
動画トップ面
チャンネル面(トップ以外)
トップ面
チャンネル面(トップ以外)
記事面(Smart View)
記事面(Smart View)フッター欄
運用型広告の掲載イメージ。左からトップ面、チャンネル面、記事下カルーセル広告、動画記事面。
Standard Ads掲載イメージ。画像引用元:SmartNews Ads ヘルプ より

予約型広告(静止画・動画)の配信面

1Dayはトップ面、1Weekはトップ面以外のチャンネルのファーストビューに表示されます。

予約型広告の掲載イメージ
Premium Ads掲載イメージ。画像引用元:SmartNews Ads ヘルプ より

スマートニュース広告のターゲティング

スマートニュース広告は、主にユーザーの行動データ、コンテンツ情報、広告アクションの3つのデータを分析し、スマートニュース独自のアルゴリズムと機械学習によってオーディエンスを定義し、広告を配信しています。ユーザーの情報は、ユーザーの設定、使用デバイス、アプリ上での行動履歴から推定されています。

運用型広告(Standard Ads)で設定できるターゲティング

運用型広告では以下のターゲティングが利用できます。

種類詳細
配信面フィード面(Channel View)/記事面(Smart View)
OSiOS、Android
性別男性/女性/不明
年齢19歳以下/20-24歳/25-29歳/30-34歳/35-39歳/40-44歳、45-49歳/50歳以上
時間帯1時間単位
キャリアdocomo/au/Softbank
オーディエンスリマーケティング/配信除外/類似拡張/キーワード/モバイル広告IDリスト
興味関心自動車/ビューティー&ケア/キャリア/恋愛&結婚/教育/エンタメ/ファミリー/マネー&金融/グルメ/ゲーム&アニメ/健康&ヘルスケア/政治/ペット/不動産/ショッピング/スポーツ/ファッション/テクノロジー/旅行
地域都道府県、市区町村単位
SmartNews Ads ヘルプ より。2023年8月現在

また、指定のキーワードを含む記事を閲覧したユーザーに向けて広告を配信する「キーワードターゲティング」機能があります。広告と関連性の高い記事に関心がある層へ訴求できる機能です。キーワードは最大10個まで指定することができます。

予約型広告(Premium Ads)で設定できるターゲティング

種類詳細
記事のジャンル芸能&エンタメ/ビジネス/IT&テクノロジー/スポーツ&アクティブ/グルメ/コラム&ライフスタイル/社会
性別男性/女性/不明
年齢34歳以下/35歳以上
地域都道府県
SmartNews Ads ヘルプ より。2023年8月現在

まとめ

ここまで、スマートニュース広告の特徴や種類について解説しました。ニュースを読む利用者の特徴を捉え、ターゲットとする顧客層の関心に見合った広告を配信できれば、とても費用対効果の高い広告媒体です。

スマートニュース広告への出稿に興味をお持ちでしたら、当社の広告運用コンサルティングへ是非ご相談ください。中長期の広告運用に即したプラン設定を行い、分析・改善までしっかりサポートいたします。

筆者紹介 muro

marketingX立ち上げ当初から関わり、運用型広告を中心に幅広い情報を発信しています。
Webマーケティング初心者でも分かりやすい・読みやすい記事の制作を心がけています。

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