メディア側から見た広告フォーマットや広告枠サイズの種類と使い方

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広告フォーマットや広告枠サイズ等の選択で収入アップ

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ウェブメディアのマネタイズを考えるうえで、広告の種類選びはとても重要です。広告の種類と言っても、様々な切り口があります。広告枠のフォーマット(見せ方)だったり、Googleアドマネージャーのようなアドサーバーを使うのか、アドネットワークを使うのか、Header Biddingを使うのか等の配信手法だったり、広告枠のサイズだったり、様々な切り口で最適な広告の種類を選び、広告収入の最大化を目指します。今回は、広告枠のフォーマットとサイズにフォーカスして解説します。

広告枠のフォーマットは、バナー広告、ネイティブ広告、インストリーム広告、インタースティシャル広告、リワード広告、アプリ起動広告の6種類に分かれます。特にバナー広告には様々なサイズがある為、どのようなサイズを選択するのかも重要となります。その他、アフィリエイト記事やタイアップ広告など枠というよりコンテンツ自体が広告になっているものもありますが、それらについては本記事では省きます。

なお、広告フォーマットやサイズの分類については業界標準が明確に定められているわけではありません。近年のウェブ広告市場の大半のシェアを占めるGoogleが公開している情報を事実上の標準として、本記事の参考にしています。

バナー広告

バナー広告は、最も一般的な広告フォーマットでコンテンツの周囲や記事内、フィード内に表示され、様々なサイズがあります。どのサイズをウェブページのどの位置に配置するかで、ユーザビリティと収益性が大きく変わる為、よく使われるサイズについて以下で説明します。

広告サイズの名称と説明

広告サイズ名称説明
728×90ビックバナー
スーパーバナー
広告主様からの需要が多い為、プログラマティック広告の配信、特にHeader Biddingに適しています。
デスクトップ向けのサイズです。
サイズが大きいため、コンテンツのユーザビリティを阻害しないようメインのコンテンツの上部や、ウィンドウ下部に貼りつくオーバーレイに配置すると効果的です。
336×280レクタングル(大)広告主様からの需要が多い為、プログラマティック広告の配信、特にHeader Biddingに適しています。300×250サイズのレクタングル(中)と同じ枠で配信することでオークションプレッシャーが強まり、広告の単価がさらに高くなります。
テキストコンテンツの中や、記事の末尾、デスクトップではコンテンツの右上に埋め込むと効果的です。
300×250レクタングル(中)広告主様からの需要が多い為、プログラマティック広告の配信、特にHeader Biddingに適しています。336×280サイズのレクタングル(大)と同じ枠で配信することでオークションプレッシャーが強まり、広告の単価がさらに高くなります。
テキストコンテンツの中や、記事の末尾、デスクトップではコンテンツの右上に埋め込むと効果的です。
160×600ワイドスカイスクレイパー広告主様からの需要が比較的多いとされていますが、最近あまり見かけなくなってきたサイズです。
ウェブページのサイドバーと並行させて配置すると効果的です。
970×250ビルボード優先取引やプライベートオークションで高い需要があります。
デスクトップ向けのサイズです。
サイズが大きいため単価が高く、コンテンツのユーザビリティを阻害しないようメインのコンテンツの上部に配置すると効果的です。
320×100モバイルビッグバナー(大)モバイルビッグバナーの2倍の高さの、モバイル向けサイズです。
320×50サイズのモバイルビッグバナーよりも単価は高くなりますが、グローバルでは定型サイズではない為、Header Biddingでの需要が少ないサイズです。
320×50サイズのモバイルビッグバナーと同じ枠で配信することでオークションプレッシャーが強まり、広告の単価がさらに高くなります。
記事のタイトル上やタイトル下等のファーストビュー、コンテンツ外(オーバーレイ広告)に配置するのがオススメです。
320×50モバイルビッグバナーモバイル向けに最適化されたバナーです。
広告主様からの需要が比較的多い為、プログラマティック広告の配信、特にHeader Biddingに適しています。320×100サイズのモバイルビッグバナー(大)と同じ枠で配信することでオークションプレッシャーが強まり、広告の単価がさらに高くなります。
記事のタイトル上やタイトル下等のファーストビュー、コンテンツ外(オーバーレイ広告)に配置するのがオススメです。
300×600ハーフページ広告主様が大きなスペースを活用してメッセージを伝えることができる形式です。
300×600は広告インプレッション数が特に増加しているサイズです。このことは、ブランド認知度の向上を目的とする広告主様が好む、より視覚効果の高い広告サイズを利用するサイト運営者様が増えていることを示しています。
300×100モバイルバナー(大)モバイル向けの広告サイズです。
Google Adxの配信ではスマートフォン端末の横幅いっぱいまでサイズが拡張される為、320×100のモバイルビッグバナーよりも高さがやや大きくなります。
250×250スクエアこれより大きなレクタングル型のバナーが収まりきらない、小さなスペースに適しています。
ただし、このサイズのディスプレイ広告は一般にやや供給が少なく、掲載結果があまり伸びないケースもあります。

広告枠のサイズ以外にも、コンテンツのレイアウト内に埋め込むものと、レイアウト外の画面下に張り付いているオーバーレイ広告があり、また、バナー枠内に配信される動画広告(アウトストリーム広告)もバナー広告に含まれます。

ネイティブ広告

ネイティブ広告は、記事一覧(フィード)の間に配置されていることが多く、コンテンツのレイアウトやデザインに合わせた形で表示される広告です。その代表格は検索連動型広告(いわゆるリスティング広告)です。

インストリーム広告

インストリーム広告は、YouTubeなどの動画の再生前後や途中に表示される動画内の広告のことを指します。

インタースティシャル広告

インタースティシャルは、ユーザーがページ内でクリックアクションをした際に出てくる全画面広告です。アプリ内でよく利用されるフォーマットですが、最近はウェブブラウザ向けに利用されることが増えています。

広告単価は高くなりますが、ユーザビリティを阻害する側面もあり、表示頻度や表示条件の最適化が必要となります。

リワード広告

リワード広告は、ユーザーが広告を決められた秒数以上見たり、クリックしたりすることでアイテムやポイント等の報酬が得られる広告です。アプリ内でよく利用される広告フォーマットです。

アプリ起動広告

アプリ起動広告は、その名の通りアプリ起動時に出る広告のことを指します。

広告収益性とユーザビリティのバランス

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広告フォーマットや広告サイズを検討する際には、ユーザービリティを考慮しなければなりません。ユーザーこそが広告収益を生み出す源泉であり、そのユーザーが増えない限り広告収入も増えていかないからです。広告のユーザービリティを考えるうえで参考になるのが「Better Ads Standards」です。

これは、ユーザーの許容範囲を下回り、ユーザーが広告ブロッカーをインストールする可能性が高い広告体験を米国の団体Coalition for Better Adsが定めたものです。Googleは、2018年2月15日からこの「Better Ads Standards」に準拠していないウェブ広告をChromeブラウザで非表示にする取組みを行っています。

広告運用において、広告収入を上げることはもちろん大切ですが、様々な広告を導入しすぎてユーザー離れが起きないよう、ユーザビリティに十分配慮した広告設計が大事であることを改めてお伝えしておきます。

gooパブリッシャートレーディングデスクなら

今回の記事は、広告フォーマットやサイズについて、基本的な説明をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。長年gooを運営する中で、様々な分析や施策実施、トラブル解決の経験をしてきました。ここでは語りつくせないほど奥が深く複雑な広告マネタイズの知見がまだまだあります。広告収益最適化についてお悩みがあれば、是非gooパブリッシャートレーディングデスクまでお問合せください!

また、サービス紹介資料もございますので、是非ダウンロードいただければと思います。

筆者紹介 森 優
gooやOCNの広告販売を15年以上経験し、2021年からメディアマネタイズチームに所属。現在GAMやHeader Biddingなど、プログラマティック広告でのメディアマネタイズについて日々勉強中。口癖はそうっすね。

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