広告表示速度の改善で収益が上がる!?LazyLoadingの導入などを紹介

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広告だけでなく、コンテンツにも影響する広告表示速度。意外と知られていない広告表示速度の改善で何が起こるのかを解説します。

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広告表示速度とは

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広告表示速度とはページを訪問してから広告が表示されるまでにかかる時間を指します。広告表示は速いと0.1秒ほどで表示され、遅いと数秒かかることもあります。特にプログラマティック広告では複雑な処理が多く発生することで表示速度が遅くなりがちです。また広告メディアの標準装備になりつつあるHeader Bidding(ヘッダービディング)は特に表示に時間がかかりやすい傾向があります。

広告表示速度が遅いとどうなる?

広告表示が遅いとユーザーが離脱、ページ遷移、スクロールをする前に広告が表示できないことが多くなります。広告の指標で言うと視認(Viewable)率が低下し、クリック率も低下します。その結果、入札単価が落ちて収益が下がるケースが多く見られます。

また広告を表示させるまでのブラウザの処理待ちにコンテンツ表示の処理が巻き込まれるため、コンテンツの表示速度も遅くなります。広告処理でコンテンツ表示を止めないように非同期タグを使っていたとしても、コンテンツの表示速度に影響します。その結果CoreWebVitalsのスコアが低下し、検索流入やGoogleディスカバー流入に悪影響が出ます。

広告表示速度が遅くなる原因

広告表示速度が遅くなる原因

広告表示速度が遅くなる主な要因は4つあります。

①広告タグを多段で読み込んでいる

ウォーターフォールでの広告配信によく見られる事象です。
広告タグを上位から読み込んで、配信できる広告が無ければ下位のタグを順番に読み込んでいく構成の場合、広告タグを読み込んで広告が無いと判断するまでの時間が掛かる為、その段数が多いほど、広告表示は遅くなります。また読み込むタグの数が多いほど、ブラウザの処理時間も多くなる為、さらに広告表示が遅くなります。


タグマネージャー

ADNWタグ①

アドサーバー

ADNWタグ②

ADNWタグ③

②Prebid.js経由のHeader Bidding事業者が多い

Header Biddingでの広告配信によく見られる事象です。
Header Bidding WrapperのPrebid.jsから配信される事業者数が多いと、Prebidリクエストが事業者の数だけ発生する為、ブラウザの処理数が多くなり、広告表示速度が遅くなります。なお、Header Bidding WrapperのTAMやOpenBiddingはサーバサイドで動作する為、事業者数が多くても、ブラウザでの処理数は増えません。

Header Biddingについては、以下の記事でご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみて下さい。

③特定の広告配信事業者からの応答が遅い

Header Bidding、ウォーターフォールどちらにも見られる事象です。
Prebidリクエストへの応答が遅いHeader Bidding経由の広告配信事業者や、ウォーターフォールでの広告リクエストへの応答が遅いADNW事業者があると広告表示速度が遅くなります。

④広告枠が多い

同じページに設置されている広告枠数が多いと、広告枠数分の処理が発生する為、広告表示速度が遅くなります。

上記以外にも、広告タグの実装ミス、広告とは関係ないJavaScriptと広告関連のJavaScriptの干渉等が原因で広告表示速度が遅くなるケースもあります。

広告表示速度を改善すると

広告の視認(Viewable)率やクリック率が上がり、RPM(ページ当たりの広告収益)が向上します。また、コンテンツ表示速度が上がることでCoreWebVitalsのスコアが上がり、検索流入やGoogleディスカバー流入が増えたり、ユーザビリティが良くなり回遊が増えることでPVの増加が見込めます。RPMもPVも上がることで、その掛け合わせとなる広告収益が向上します。

広告表示速度の改善をするには

広告表示速度の改善をするには

広告表示速度の改善には以下のような施策が有効です。

配信構成の見直し

ウォーターフォールを最小限にしてHeader Biddingに広告配信事業者を集約する、応答の遅い広告配信事業者を外す等により広告表示速度を改善します。

タグ実装方法の見直し

タグを読み込む順番や、事業者を呼ぶ順番を最適化する等により広告表示速度を改善します。

Header Biddingのタイムアウト値の調整

Header Biddingでは広告を配信する前に入札用に事前にリクエストを飛ばす為、その応答を待つ上限時間を調整します。

広告タグのLazyLoading

ページをブラウザが読み込むタイミングで全ての広告枠のタグを読み込むのではなく、画面内に入らない下方の広告枠は後から広告タグを読み込ませる手法です。
但し、LazyLoadingは読込タイミングのチューニングを行わないと広告の配信数が大幅に減って収益が減ってしまうリスクもあります。

これらの施策を実行する為には、広告配信の仕組みや技術的なノウハウが必要になるため、専門知識を有する人材を確保する必要があります。

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gooパブリッシャートレーディングデスクは、長年培ったポータルサイトgooの運営ノウハウにより、サイトのユーザビリティと広告収益性の両立を得意とするパブリッシャートレーディングデスクです。自社サイト運営で培ったLazyLoadingをはじめとした表示速度改善のノウハウがあり、広告収益の向上実績もございます。

また、配信される広告の品質管理も行うことで、メディアの価値を下げることなく、広告収益を最大化するお手伝いをさせていただきます。ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

サービス紹介資料もございますので、是非ダウンロードいただければと思います。

筆者紹介 内野
gooやgoo以外の媒体のメディアマネタイズを担当。
デマンド、サプライ側の知見を活かした視点で収益化の支援を行います。

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