LINE広告の特徴と始め方、費用などを詳しく解説

インターネット広告

日本最大級の利用者数を誇るソーシャルネットワークサービスLINE。SNS広告の中でも特に注目度が上がっているLINE広告の配信を検討している方に向けて、LINE広告の特徴や種類、費用などを解説します。

LINE(ライン)広告とは

LINEads-1

LINE広告は、「LINE」のトーク画面や、LINE NEWS、LINEマンガなどに広告を出稿できる広告配信サービスです。

LINEアプリは無料通話や電子マネー等の日常生活に根付いたさまざまなサービスを提供しているため、もはや生活インフラとして多くの人にとってなくてはならない存在であり、それこそがプロモーションの場として絶好のプラットフォームといえる所以です。

LINE広告の特長

●圧倒的ユーザーボリューム
LINEのユーザー数は9,200万人にのぼり、SNS利用者中86%という高い利用率で、幅広い年齢層に利用されています。他媒体ではリーチが難しいユーザー層へのアプローチが可能です。参考:公式サイト

●配信先が豊富
メッセージ機能としてのLINEだけでなく、LINE NEWSやLINEマンガなど様々なサービスがあります。自社のマーケティング目的に合わせた配信先を選ぶことができます。

●アクティブ率が高い
LINEは小まめなやりとりに最適なツールであり、1日何回も開く利用頻度の高さがあります。その分頻繁に広告のアプローチの機会が発生します。

LINE広告の配信面

LINE広告は配信面の種類が豊富なため、利用用途に応じて使い分けができます。(下記は2022年11月時点の一部広告枠です)

LINEトークリスト
トークリスト最上部に表示されます。

line-ads-talklist

LINE NEWS
ニュースページ(ニュースタブなど)に配信。

line-ads-news

LINEウォレット
「ウォレット」タブに広告を掲載します。

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LINEマンガ

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LINEポイント

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LINE VOOM

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LINE BLOG

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LINEチラシ

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LINEクーポン

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LINEショッピング

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LINE広告ネットワーク

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画像引用元:LINE公式サイト

LINE広告のターゲティング

LINE広告には、主に「オーディエンスセグメント配信」「オーディエンス配信」「類似配信」という3つの配信機能があります。

オーディエンスセグメント配信

年齢・性別・属性・地域などで広告を配信する対象を指定できる機能です。
また、ユーザーの興味関心やテレビの視聴傾向、子どもの有無や推定年収などもターゲティングできます。

類似配信配信

類似配信は、基となるオーディエンス(過去にコンバージョンしたユーザーデータや、自社で保有する顧客情報)に類似したユーザーをLINE内で新たに探し、広告を配信する機能です。

オーディエンス配信

オーディエンス配信:LINE社のオーディエンス(広告の配信対象)データを利用して、対象のユーザーに広告を配信する機能です。Webサイトへの訪問履歴のあるユーザーに再度、広告を配信するリターゲティングも、オーディエンス配信で実施できます。

LINE広告の費用(料金)

LINE広告の課金方式は、大きく「クリック課金」「インプレッション課金」「友だち追加」に分けられます。

クリック課金制(CPC)

クリック課金(CPC課金)とは、広告がクリックされた回数に応じて課金が発生する仕組みです。
相場:1クリックあたりおよそ40~150円ほど

インプレッション課金制(CPM)

インプレッション課金(CPM課金)は広告の表示回数に応じて費用が生じる課金形態。1000回表示されるごとに〇〇円という形で決定されます。
相場:1000回表示あたりおよそ400~1000円ほど

友だち追加課金型(CPF)

友だち追加課金(CPF課金)の場合は、ユーザーが広告経由で自社アカウントを友だち追加した際に課金が発生します。LINE広告特有の課金形態です。
相場:友だち追加1件あたりおよそ100~400円ほど

LINE広告の広告フォーマット

LINE広告には、配信面に応じて合計5つのクリエイティブの種類が存在します。それぞれ使用できるフォーマットが異なりますので、事前に必ず確認しましょう。

Card
トークリストやLINE VOOM(旧タイムライン)、LINE NEWSなど、多くの配信面に対応しています。
静止画:(1200 × 628px)
動画:(画面比率16:9)

line-ads-cards

Square
トークリストやLINE VOOM、LINE NEWSなど、多くの配信面に対応しています。
静止画(1080 × 1080px)
動画(画面比率1:1)

line-ads-square

Vertical
動画専用(画面比率9:16)のフォーマットです。大きく画面表示されるLINE VOOMに対応しています。LINE VOOM上では3:4の比率となり、ユーザーが画面をタップすると、9:16の全画面表示に切り替わります。

カルーセル
1つの広告枠にスライド式で画像を最大10点掲載することができます。ユーザーの閲覧履歴に基づき興味が持たれそうな特定商品を広告表示する「LINE Dynamic Ads」と、LINE VOOMとLINE NEWSの一部、LINE BLOG、LINEポイントクラブに対応しているフォーマットです。

Small Image(画像小)
画像とテキストで構成されるシンプルなフォーマットです。ユーザーのアクティブ率の高いトークリストで表示されます。なお、ディスクリプションは表示されません。

line-ads-imagesmall

画像引用元:LINE公式サイト

LINE広告を始めるまで

LINE広告をはじめるには、申し込みから配信開始まで5つのステップがあります。

【STEP1】LINEビジネスIDの発行
LINE広告を利用するには、LINEビジネスIDの取得が必要です。
  
【STEP2】広告アカウントの作成
LINE広告の管理画面「LINE Ad Manager」へのログイン後、広告アカウントの作成を行います。
  
【STEP3】クレジットカードの登録
オンラインで開設したアカウントのお支払いには、クレジットカードを使った決済が可能です。
  
【STEP4】メディア登録とLINE Tagの設置
作成したメディア(広告クリエイティブ)を、入稿します。その際、広告が審査ガイドラインに違反しないか注意が必要です。
  ↓
【STEP5】配信設定・配信開始

続いて、実際に広告を配信するための配信設定を進めます。

LINE広告の気を付けるところ

NG業種・商材が多い

LINE広告は広告配信がNGな業種・商材が多いです。
・宗教関連
・ギャンブル関連、パチンコ等
・アダルト関連
・出会い系、マッチングサイト等
・連鎖販売取引
・探偵業
・たばこ、電子タバコ
・武器全般、毒物劇物
・政党
・公益法人、NPO/NGO、社団法人
・生体販売
・整骨院、接骨院、鍼灸院等
・未承認医薬品・医療機器等
・消費者金融などの貸金業、質屋
・ネット関連ビジネス
・募金、寄付、クラウドファンディング等の資金調達
・その他LINE社が不適合と判断した業種・業態、商品・サービス

審査日数がかかる

広告アカウントを作成してから10営業日ほどで審査が完了します。余裕あるスケジュールを確保する必要があります。

まとめ

LINE広告もまた、独自のユーザーデータや配信面があり、これまでにない新たな広告の魅力による集客を期待できるプラットフォームです。

少額からでも出稿・運用が可能なため、ぜひLINE広告を利用してみてください。



著者(writer)
marketingX by goo 編集部

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